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労働保険

労災保険と雇用保険の二つを労働保険と言います。
労災保険は通勤時間を含めた就業時間内での事故、事件での傷病に対して支払われる保険とざっくり。雇用保険はご存知の方が多いですが、失業手当とかを貰える保険です。他にも仕事するための勉強に給付金出すとか、結構メリットあります。

 

注意しておきたいのが、退職時のこと。
離職票を書くときに、会社の給与計算起算日と実際の入社日がずれると面倒だという事です。
人事、営業サイドと可能な限り、起算日入社になるようにしてもらいましょう。
建設業は現場にすぐに入れたいから、無理なんですけど…

 

ところで、役員(取締役)は、この労働保険に入れません。つまり役員なんて全然得しないんです。クビになったら失業保険も貰えません。

 

さて、社会保険は会社と本人の半分負担、労働保険は9:6で会社:本人負担(業種による)、この本人負担分は、毎月のお給料から差し引かれるもの(控除)です。他に控除されるのは、住民税、所得税です。

 

私も20代の純粋サラリーマン時代は、「会社に取られるなぁ」て感覚でした。でも、仕組みを知って、いつも愚痴を言ってた経理総務の方に申しわけなかった。「立場変われば」です。

この本人負担分と住民税・所得税は、預かり金で、社員に代わって会社(経理総務事務員)が払い込みするものです。現在携わっている会社の社員さんたちには、丁寧にこのことを説明しています。意外と年配の人も知らない。

 

これは世界でも珍しい制度なんですよね。その是非はともかく。

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