東洋哲学43 ䷪ 沢天夬 夬は、王庭(おうてい)に掲(あ)ぐ。孚(まこと)あって号(さけ)ぶ。癘(あやう)きことあり。告ぐること邑(ゆう)よりす。戎(じゅう)に即(つ)くに利あらず。往くところあるに利あり。夬は弓を射るときの弓懸(ゆかけ)=弓の弦を引っかけて引く道具... 2025.01.13東洋哲学
東洋哲学11 ䷊ 地天泰 泰は、小往き大来る。吉にして亨る。泰は、12月消息卦 今や我が世の春を迎えた時である。陽が内側から徐々に伸張し、陰を外へ駆逐せんとする象で、組織や集団にあっては、望ましいものが勢力を拡大し、邪な者が次第に勢いを失っていく、個人的には、長所や... 2025.01.12東洋哲学
東洋哲学24 ䷗ 地雷復 消長12卦 坤為地の下に陽が帰ってきた。山地剝の上九の果物が地(坤為地)に落ちて、やっと芽が出た状態。序卦伝 物持って作るに終わるべからず。剥ぐこと上に極まれば下に反る。故にこれを受くるに復をもってす。雑掛伝 復は反るなり。冬至の卦 12月... 2025.01.11東洋哲学
東洋哲学49 ䷰ 沢火革 革は己日にして乃ち孚あり。元いに亨る。貞しきに利あり。悔亡ぶ。次女と少女が同じ家にいて、座る順番が逆、互いに気持ちの合わず状態。(䷥ 火沢睽 火と沢=反目している状態。沢火革はいよいよぶつかる。)己(すで)に革(あらた)むべき時にいたって、... 2025.01.10東洋哲学
東洋哲学23 ䷖ 山地剝 剝は、往くところあるに利あらず。獣皮を刀で削り取る、剥ぎ取ることから転じて、物をそぎおとす、かすめ取るを表す。同時にこの剝はものの勢いが衰え尽きることを意味する。「老衰の卦」でもある。本来高くそびえ立つ山が、激しい風化現象により土が削り取ら... 2025.01.09東洋哲学
東洋哲学33 ䷠ 天山遯 遯は、亨る。小貞しきに利あり。遯は、逃れる:隠遁の意味。小人の勢いがいよいよ増して、天地否になるとしている。小人ならば、今までの生き方を守ればいい。君子は、退き逃げるほうがいい。苦しいときで内部から崩れることが多い。希望は達成されず、間違い... 2025.01.06東洋哲学
東洋哲学25 ䷘ 天雷无妄 无妄は、元いに亨る。貞しきに利あり。それ正にあらざれば眚(わざわい)あり。往くところあるに利あらず。无妄とは嘘偽りのない真実。直前の地雷復で本来の姿に回復したので、今や霧が晴れたように辺りは澄み切っている状態。あくまでも正道を守りそれに徹す... 2025.01.05東洋哲学
東洋哲学16 ䷏ 雷地豫 豫は、候(きみ)を建て師(いくさ)を行(や)るに利あり。豫は、悦び楽しむこと。直前の地山謙が謙譲の精神を発揮すると、自然人望が高まり、次第に勢力も広がり万事順調となり余裕も出てきてここ楽しい豫(よろこび)が訪れる。時はまさに春、天地の理に従... 2025.01.04東洋哲学
東洋哲学51 ䷲ 震為雷 震は、亨る。震の来たるとき虩々(げきげき)たり、笑言唖々(しょうげんあくあく)たり。震は百里を驚かす。七鬯(ひちょう)を喪わず。雷鳴・震動の意味。八卦の震の掛象・掛徳を取る。雷が鳴れば陽気発して動くから亨る。心に誠意を持って祭事行う人なら、... 2025.01.03東洋哲学
東洋哲学56 ䷷ 火山旅 56 ䷷ 火山旅 旅は、少し亨る。旅の貞あれば吉なり。彖に曰く、旅は小しく亨る。柔中(六五)を外に得て、剛に順う。止まりて明に麗く。ここをもって小しく亨り。旅には貞しければ吉なるなり。旅の時機、大いなるかな。象に曰く、山上に火あるは旅なり。... 2025.01.02東洋哲学