恒は亨る。咎なし。貞しきに利ろし。往くところあるによろし。
彖辞に「咎なし。」条件なしで。(他は条件がある)重要な卦、感じる大切さ⇒持続
必ず亨るし、無条件で咎はない。持続は強力である。
淡々とした終わらない行為を続ける、太陽は常に同じ動き変化するが繰り返される。人もまた同じ事を繰り返し、自然の営みは情(真髄)だ。視点が変れば、同じことを続けるのと変化が見える。弁証法のらせん階段。
持続、継続することが大切だが、恒は、エネルギーが強くそわそわしている状態。エントロピーが高いのはダメだ。持続するにはエネルギーを抑えないといけない。
①継続は力である。
②これまでのやり方で押し通した方がよい。
③問題があっても変更しない。不安になるが案ずることはない。
初六 計画を再検討する。時には隠さないといけないことがある。せいては事をし損じる。漸進するとよい。
九二 今までの方針で進むとよい。他に心を移さない。
九三 方針がはっきり定まらず、損失を招く。日々新たにしないと感動は薄れる。身の置き所に困ることになるだろう。
九四 利益がない。無理してもだめである。自分のことばかり考え上手くいかない。労多く功なし。
六五 女子には良いが、男子はよくない。融通がきかないと活きた働きにならない。
上六 目的が多くて目移りする。迷って損失。力が不足である。多忙の時。
期待は追うてをすり抜けていく可愛い乙女である。
追憶は今はもう役に立たぬ美しい老婦人である。
反復はいつまでも飽くことのない愛妻である。 キルケゴール
商売では
できるだけ粘って、持久戦に持ち込む。気短に手をうつと破れる。新規のことは手をださない方がよい。油断は禁物。ポジションを替えたり、人を替えたりしない方がよい。ゆっくり進めるのが得策である。勝負は引き分け。経営者は多動的な反面、アスペルガー的な面があるが、無用なエネルギーは必要ない。