広告 東洋哲学 陽明学

東洋哲学古典に学ぶ 陽明学 知ること即ち行動と同じ

陽明学が実践の哲学と呼ばれるのは、この「知行合一」と言う言葉につきます。

「今やろうと思ったの言うだもんな」は昔、西田敏行のCMではやった言葉でしたが、
知行合一はまさにこれです。知れば行動に移っていなければ、知ったことにならない。ということです。自分に厳しい哲学といえます。

 

朱子学から批判から発展した陽明学も儒教

江戸末期から明治初めにかけて、日本の思想界に多大なる影響を与えた陽明学は、朱子学批判から発展しました。聖賢の教えとは儒教のことです。
王陽明は、美しい花を見たということは知ること。その時に「ああ、綺麗だと思うこと」がすでに行動であると例えています。何事も、実践し、体験して初めて本当に知ることができる。「行うこと」なくして「知ること」もないのだと言っています。

中江藤樹、佐藤一斎、大塩平八郎、西郷隆盛、そうそうたるメンバーが信奉したのも納得がいくでしょう。

 

人間の心は「天理」と「人欲」がせめぎあっている場

 

「天理」とは天から授かった素晴らしい素質、「人欲」とは、好ましくない欲望、放置していると、「人欲」がのさばって「天理」を覆い隠してします。そうならないためには、常に「天理」を実践して「人欲」を取り除くことに努めなければならないのです。議論している暇はなく、「知行合一」であってこそ、目に見えて効果が上がるといいます。

 

今のビジネスに生かす

 

さて、「知行合一」いかがでしょう。まさに今のビジネスにぴったりの哲学です。

知って行動を起こす。実践あるのみ。議論している暇はありません。ひたすら経験しましょう。実践しましょう。他に何も言いようがありません。

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