社会保険と国民保険、一人社長会社時代だったら、支払う金額が少ない方がいいので国民保険をチョイスですよ。ただ、扶養制度がないので、結婚して子供ができたら社会保険の方がいいと感覚では思います。
さて、今は雇われ社長ですから、従業員を雇い入れます。
東京都の最低時給は、現在1,041円（令和4年10月から1,071円）です。
面倒だから（どうせまた上がるし）1,100円とします。
週労働時間40時間、月4.35週なので、181,134円以上（通勤交通費含め）ないと「労働基準法違反」状態です。社会保険はこれ以下でも加入できますが、届の際に指摘はされます。
では、表の左から3番目の欄で標準報酬に当てはまる等級を見てください。
15（12）ですね。（）は厚生年金の等級です。介護保険2号被保険者とは40歳から65歳までの人。まぁ大体、20万以下なら40歳未満の人だから該当しない方の9.81％で。
15等級だと、社保17,658円＋厚年32,940＝50,598円、半分が従業員負担なので手取りが25,299円減って、155,835円。所得税も引かれますが、それはまた別の機会に。
さて、どうでしょう？最低時給だと月給手取155,000円以下になります。現実問題して、募集して人来ますかね？仕事によるでしょうけど。
よく、経営者は「人が集まらない」「人材がいない」「使えない」と愚痴をこぼします。
違いますよね。「人がいない」ではなくて、「会社に魅力がない」あるいは、「経営者に魅力がない」ってことに尽きると思うんですよね。