翠は、亨る。王有廟に仮(いた)る。大人を見るに利ろし。亨る。貞しきに利ろし。大牲を用いて吉なり。往くところあるに利ろし。
人が集まり、物があつまり、繁盛し、王はお墓参りをする。古のことなので、生け贄が必要。
いろいろ集まるので、不慮の事故が起こることもある。その準備のために武器を修理しておこう。警戒を怠らないように。時運に乗っている時。
①人々が集まり大いに賑わう。
②来る物は拒まず、去る者は追わず。
③しかし集まりすぎると予期せぬ事も多くなる。
初六 それぞれ思惑があって集まる。全体を纏めるには誠意だけでは収拾がつかない。細かいことにこだわらぬ方がよい。5爻に行けばいいのに4爻に往ってしまう。先輩に意見を聞くといい。
六二 類は類を以て集まる。互いにそれぞれを引き上げ、意外な果報に授かる。
六三 手軽に数ばかり集めてもしかたない。本当に信頼の置ける友と手をつなぐこと。
九四 思いがけないところから真の協力者が現れる。
九五 ますます集まってくる。方針を変えずに進めば吉。
上六 過ぎたるは及ばざるが如し。集まりすぎて、結局それが災いの種となる。
商売では
競争が激しいが進めていい。いろいろ目的が分かれていて収拾に迷うことが多い。金運もあり、当方に利がある。多少の争いは免れないが、景気は良いときである。早めに計画したことは実行した方がよい。勝負は勝ち。長期戦は不利。