広告 東洋哲学

2 ䷁ 坤為地

坤は、元いに亨る。牝馬の貞に利あり。君子往くところあり。先ずれば迷い、後るれば主を得て、利あり。西南に朋を得、東北に朋を喪う。貞に安んずれば吉なり。

 

乾為天が前に進む強いエネルギーならば、坤為地は内部を固める、形を造ること。

牝馬とは、「おとなしい。持続力がある」を意味し、柔順であれば、利あり。

「俺が俺が」で前に出てはだめで、柔順ならばいい。

 

友との別れが訪れるので、恨み妬みを持たないようにしよう。新しい友を得ることが

できる。

 

万物が「生まれる」(乾為天は「始まる」)※資生堂の社名由来

 

 1.穏やかな日差しを浴びたような満ち足りた気分に包まれる。問題は、いかにそれを持続させるかである。

 2.先頭に立ちリードする立場に就くと迷いが起きる.人を敬い、相手をたてるようにして従うなら、困難な問題に遭遇しても案ずることはない。

 3.無気力な盲従ではいけない。積極的な従順である。また気のあった友と行動を共にすれば、それぞれ持てる真価を発揮する。

 

商売では

はっきりしない。実際的に手を打つより仕方ない。強引に出るのをやめて、相手の出方を見てから進めるのがよい。不動産・土地に関することが多い。勝負は負け。

 

初六 このまま放置していると悔いが残る。小事を侮ってはいけない。霜も放置すると堅い氷になってしまう。

六二 運気盛大。この好機を活かすこと。吉。

六三 効を誇らず、あえてそれを隠すこと。吉。能ある鷹は爪隠すで行け。ただし、孔子は時に見せるのもありと言っている。

六四 目立つことをしない方がいい。口を慎め。

六五 望みごと大いにかなう。他人の意見を立てるべき。

上六 正常な判断がつかない。共倒れの危機がある。危うい。陰が極まれば戦いになる。依存は原理主義を生む。

 

黄装=黒色の天、黄色の地、宇宙を指す。地味な安い服をイメージ。

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