広告 東洋哲学

64 ䷿ 火水未済

 

 未済は亨る。子狐汔(ほと)んど済(わた)る。其の尾濡らす。利することなし。

 

川をほとんど渡っているが、尾っぽだけはまだ出ていないで濡らしている、そのままの意味。この卦は水火既済とセットで見ないとだめ。

 

①99里を持って道半ばとする。

②胸突き八丁、ここが我慢のしどころ。

③後一息、乗り切れるだけの力は備えている。

初六 できる範囲を超えてまで手を出すべきではない。

九二 最善の対処は自制である。自重するなら吉。

六三 一番の難所である。臆病なくらいの慎重さが肝要で、今は進むべきではない。

九四 三年たてば大抵のことは済わる。いよいよ効果が表れる。

六五 見当もつかなかった展開にようやく明かりが見えてきた。終わりは吉。

上九 朝のこない夜はない。得意冷然。失意泰然。吉。

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